40代男の性活日記

今の自分の活動はあまり他の人には言っていないが、親しい人には話してある。

今から４０年くらい前、夜遊びがバリバリだった人たちである。

この人たちは６５歳前後。

子供も２０歳はとっくに超え、その子供もいるくらいの年齢である。

ただし僕と同じようになんだかんだ田舎者。

地元では顔がすぐバレてしまうから、わざわざ東京へ行って、遊んでいたようである。


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当時はインターネットなどはないので、スポーツ新聞で探して、女を買っていたようだ。

トルコ風呂（今のソープランド）ばかりではなく、呑み屋等、セックスする目的だけではない関係も求めたようだ。


それで女からもいろいろ教わったのだろう。


何が言いたいかというと、女に体だけを求めると、それしか考えられなくなってしまう。

もう少し、女の深いところまで入ってあげて、まずは心を先にして付き合っていった方がいいんじゃないかと。

その場限りだけど、そういった駆け引きとかも覚えていかなきゃと言われた。


それは良くわかるのだが、僕としてはまずセックスの経験人数ありきである。

そしてもう若くはないんだから、そんな駆け引きなど面倒くさくてやってられない（そもそも４０歳後半で普通に若い子が金以外ですぐによってくるわけがない）のと、相手が求めている限り、金で解決するのが一番手っ取り早いと思ったからである。


とはいえ、プロとはしない。

人生の先輩は、相手はプロだよ、後ろには必ず業者がいるからと言っているが、それをあえて避けるように選んでいるからと答えるがどうしても信じてくれない。

なかなかこれ以上話しても無駄なので、こちらから話はやめることにする。


確かにスポーツ新聞に載っていたという人は、みんなプロだろう。

金かけて掲載しているから。

しかし今はインターネットの無料掲示板さえあれば、素人でも金をかけずに出すことが出来る。

業者だとしても女の話の内容でだいたいわかる。

それでも人生の先輩は、今の世の中は業者もこんな風に募集しているんだなと感心するだけである。


確かに世代間の相違で、女に対しての考え方が違うのだろう。


人生の先輩は金を取るのは業者で、一部を女がもらう。

もしくは、たちんぼといって、ラブホテル街の入り口で歩いてくる男に声をかける街娼と勘違いしているか。


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僕は金を取るのは、中には業者もいるが、僕が選んでるのは全部自分のものにするごくごく普通の素人。

確かに駅の前で派手な格好をしてスマホを見ながら待っている女をよく見かけるが、それはお互いが約束の上に待ち合わせ場所にしているから、たちんぼとは違うかもしれないが（中には業者もいるが）。


あと僕はただ女にヌいてもらうのではなく、少しの疑似恋愛も体験しに行く。

それは人それぞれかもしれないが、プロとはまた違った感覚もあるし、あわよくばという恋愛関係もという考えもあったりする（実際はそんなことはあり得ないと思っているが）。


しかしどんな議論をしても人生の先輩は業者だといって聞かない。

１００歩譲って業者だとしても、素人と思って会っていたいのである。


それでも図星的に言われたことがあった。

妻を病気で亡くしている僕なのだが、


『要は寂しいんでしょ』


確かにこれが本心なのであった。


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